平成16年2月7日〜8日

パーティ  加藤 健一郎 (21)  CL 山岳部主将 社会学部産業関係学科3年
楯 裕祐 (19)  SL 山岳部1年 経済学部会計ファイナンス学科1年
伊東 秀 (44)   OB 昭和57年卒業 長野県総合教育センター勤務
行動概要
7日(土) 茅野駅(4:00) 合宿号で舟山十字路へ 出発(5:30) → 広河原林道側より取り付き
→ 尾根上 → 立場山(8:30) → 南P1〜P4 → 阿弥陀岳(13:15) → 
行者小屋・幕営(14:20)
8日(日) 行者(8:40) → 美濃戸口 → 舟山十字路 → 原村・樅の湯 → 茅野駅(解散)

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 2月7日(土)  
 4時に茅野駅にて学生2名と落ち合う。新たに主将となったカトケンこと加藤健一郎と、入部3カ月たらずで早月尾根の冬山合宿に参加した楯裕祐の2名だ。昨年12月の富士山以来であるが、元気一杯の様子でなによりである。
 合宿号は一路、舟山十字路へと向かう。茅野市から原村へ入り、丸山別荘地への道を上がっていけば、じきに到着する。1台スバルが停まっていて、脇にテントが張ってある。まだ、寝ているようだ。合宿号を駐車しておくところを決めてから、我々も朝食を取る。
 朝食後、支度を整えて、5時30分くらいに出発する。エレキをたよりに、しばらくは林道を淡々と進む。やがて、大きく右にカーブし、さらに左へとカーブすると林道は右手の沢と合流する形となる。「阿弥陀岳南稜入り口」という指導票が現れる。以前登ったときは(15年も前の話)、旭小屋経由で南稜に取り付いたが、最近はこちらの方がよく使われているようだ。
 涸れた沢を横断し、尾根の側面に取り付く。結構急な登りだったが、ジグザグを何度かきったら、あっさりと尾根の背にでた。ここらですっかり明るくなった。少し進むと、右手立場川の方から登ってくる踏み跡と合流する。さらに、しばらく進んでから一本入れる。

尾根に出たあたり。この週末一番の入山のようで、トレースをつけて進む。 落ち着いた樹林中の登りが続く。
雪は段々増えてくる。

 しばらくは、樹林帯の尾根の落ち着いた登りが続く。さすがに人気のルートで踏み跡は残っているが、今週は初めての来客の様子で、ところどころ軽いラッセルとなる。それでも、大変気持ちのよい登りである。2ピッチ目、3ピッチ目と快適に高度を上げ、立場山は8時30分頃に通過した。
 「青ナギ」と呼ばれるところは、右手が樹林のない白一色の斜面となっている。とくに問題はない。

茅野(4:00-4:10)→舟山十字路(5:00-5:30)
→ 広河原林道 → 尾根取り付き →
立場山(8:25) → 無名峰

 
続いて、無名峰への登りとなる。適宜トップを交代して進む。S氏がトップを歩き、少し後続との距離が開いたとき、突然妙なコールがかかる。何じゃいな、と思って待つと、楯の手指の感覚が無いという。冬の教訓が生きているようで、楯の訴えも早かったし、加藤の対処も適切だったので、事なきを得た。先日、甲斐駒黄蓮谷山行の松田・大木からもらった桐灰が役立ってよかった。
 さすがに、このところ平地でも最高気温が0℃を超さない諏訪地方だけあって、なおさらに山は寒い。
 「八ヶ岳も厳しいんだぞ、なめてかかるなよ。」という感覚を持ってもらうためには、むしろ好ましい気象条件であったともいえるかも知れないな。
無名峰に出る直前の登り。

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