P3を過ぎると、P4へはあっという間で、さらに雪と岩の広くなった尾根を、左、右にからみながら登っていくと、広い頂上へと飛び出した。時に午後1時15分。登り口から7時間45分だから、多少なりともラッセルもあったから、さほど悪いペースではないだろう。ご苦労さん!
左・楯裕祐(19) 右・伊東秀(?) 山岳部をさらに一層
盛り立ててくれるであろう
楯とカトケン
行動に余裕も生まれてきた加藤と
まあ、何とかなっている伊東
15年ぶりの南稜でございました。
 山頂から中岳とのコル、そして行者小屋まで、結構積もった雪の中を下る。阿・中のコルからのルートは、以前大きな雪崩による事故があったところだ。慎重な見極めはいつでも必要だが、今日は尚更である。積もり方、気温等考えあわせてみるが、今のところ心配なさそうなのでさっさと下ることとした。ところどころ腿まで潜ったが、約1時間で行者小屋に到着。指定地にエスパースを設営する。(1人1,000円の幕営料はちょっと高いんじゃないかい・・。)
 加藤は余裕だったろうが、楯もよく頑張ったと思う。とにかく意欲的なのがいい。自分もいい刺激を受けるよ。
 
 翌日の行動について検討したが、楯も風邪なのか咳き込んでいるのが気がかりだし、S氏は「登りすぎると体に悪い」とよくわかんないことを言っているし、「赤岳西壁主稜は次々週に大場と登るときのためにとっておく!」ということになり、下山とすることにした。
立場山(8:25) → P1〜P4 → 阿弥陀岳(13:15-13:25)  → 行者小屋・幕営(14:20)

 2月8日(日)
 気温は相変わらず低めだが、素晴らしい天気になった。どことなくのんびりしていて、これから登攀に行くパーティもずいぶんゆっくりな出発である。我々も、ゆっくり支度をする。
 加藤と楯は、壁を見上げ、概念図と見比べてながら、各ルートの偵察に余念がない。たくさん計画を暖めていけるということは素敵なことだ。そんな、これからの希望に満ちた学生たちと一緒に登れることは、本当にありがたいことだ思う。
 
阿弥陀岳をバックに こちらは横岳西壁
 行者小屋 → 美濃戸 → 美濃戸口 (タクシー) 舟山十字路 → 原村・樅の湯 → 茅野駅(解散

加藤主将のお言葉     COMING SOON
楯くんのひと言        COMING SOON


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2002年 参加合宿総集編
 

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